妊娠と同時に卵巣腫瘍が判明

去年の秋、夫婦待望の赤ちゃんを授かりました。

 

妊娠検査薬の判定が出るまでの時間って、すごくドキドキしますね。

陽性が出ですぐに近くの婦人科で内診してもらいました。

私の子宮のエコー映像を見て先生は、

「妊娠してますね〜おめでとうございます。
8週目ですね。…あら？あなた今まで婦人科の検診って受けた事あります？」

「？ ありません…」

「3年前に出産されてますよね？その時に卵巣についてなにか言われたことありますか？
今あなたの卵巣を見たら、右側だけ大きく腫れているんだよね…」

今回の妊娠は二度目でした。3年前に長男を出産した時には、なにも言われていませんでした。

「通常の卵巣は2cmくらいの大きさなんだけど、あなたは10cmくらいまで腫れています。前回の妊娠では異常がなかったのなら、ここ3年で一気に大きくなってしまったのかも。これは卵巣嚢腫と言います。」

卵巣嚢腫とは
卵巣のなかに液体や脂肪が溜まって腫れている状態のこと。自覚症状はほぼなく、発見が遅れやすい傾向があるため、妊娠と同時にわかるケーブルも多い。ほぼ9割は良性だが、稀に悪性(卵巣がん)の場合もある。このまま放っておくと、嚢腫の根本が捻れ、激しい痛みや出血を起こす場合がある。

丁寧な説明を先生はしてくれました。ですが、生まれてこの方大きな怪我や病気はしてこなかった私は、卵巣嚢腫という言葉に不安と恐怖でいっぱいでした。先生の言葉の半分も頭に入ってなかったと思います…

今にも目眩がしそうな私に先生は、

「そんなに不安にならないで〜卵巣嚢腫になる方って結構多いんですよ。女性なら子供から大人までなる可能性があるし、今は4人に1人くらいの割合でなる方がいますから。」

「そして今後どうしていくかだけど、かなり大きい腫瘍なので手術が必要です。妊娠中にするか、出産後にするか、どちらかですね。このまま様子を見て決めていきましょう。」

この日はこのお話で終わりました。

妊娠と卵巣嚢腫、良い事と悪い事が同時に分かり、まさに天国から地獄。

もし悪性だったら？
ちゃんと婦人科検診行けばよかった…
妊娠前にわかっていたら…
もし妊娠中に手術になったら？お腹の子は？

頭の中は不安だらけでした。

帰宅して長男と遊ぶ夫を見て、ホッとしたのと今日の事を話さないといけないのとで、ちょっとだけ泣きました。