手術後の2日間
傷跡はヘソ下から縦に15cmくらいでした。
手術中の恐怖感や不快感から解放されたものの、次は強烈な傷口の痛み…。
手術後から痛みが落ち着くまでの丸2日間が私は一番辛かったです。
お腹を切ってるんですから、痛いのは当たり前なんですけど、お腹の赤ちゃんへの影響もあり、鎮痛剤は最小限でしか投与できないみたいで…。
それでも陣痛の痛みに比べればまだマシですが。
麻酔が切れて少し足が動かせるようになってきた頃、夫と長男がお見舞いに来てくれました。
いろんな管に繋がれ、痛みに苦しんでる私の姿に、夫は驚いていました。長男はよくわからない年頃なのが幸いだったと思います。母親の痛々しい姿なんて見たくないですし。
とても相手ができる状態ではなかったので、早めに帰ってもらいました。
食事と水分補給が禁止でしたが、点滴のおかげで空腹感も喉の渇きもほぼ感じませんでした。
トイレに行けないので、導尿チューブが繋がれていましたが、これが本当に不快。管が尿道に刺さってる感触が気持ち悪いし、導尿バッグに溜まる自分の尿を見るのも見られるのも嫌だし、尿が管を通って排出される時のあのキューッとなる感覚(上手く伝えられない)とにかく最悪でした。
そして血栓症を防ぐため、足に圧力をかけるフットポンプを巻かれたのですが、これが結構強い圧力をかけるかける。ウイーン、プシューッみたいな動く音も大きいし、今夜は一睡もできないと悟りました。
それでも前日の寝不足のせいで、睡魔はやってきました。けれど痛みが邪魔して寝つけません。看護師さんに伝えて痛み止めを打ってもらうことになりました。
この時人生初の筋肉注射を体験しましたが、痛いんですね〜〜びっくり。
筋肉注射で少し痛みが和らぎ、2時間くらい寝られました。
次の日も朝から一日中痛みと戦い、夜中に一度だけ筋肉注射を打って束の間の睡眠。
できることは横になって時が経つのをひたすら待つのみ。思わず神頼みしてしまいます。