妊娠中に手術する事を決意
13週目に入った日。
里帰り出産するため、この日は実家近くの婦人科へ通う事になりました。
妊婦健診を終え、先生に腫瘍の事を伝えたところ、そのまま近くの病院でMRIを受けることになりました。
MRIって、音が工事現場並みにうるさくて狭くて長くてしんどい!と聞いた事がありましたが、ヘッドホンで音楽を聴きながら受けたのでリラックスできました。
そして二週間後。
先生と今後の流れを決める事になりました。
MRIの検査結果で、嚢腫の位置と大きさはわかったが、良性か悪性かは手術して取り出してみないとわからないそうです。
「ほぼ良性だと思うけどね。取り出して顕微鏡検査しないと確実な事は言えない。このままだと、嚢腫が破裂したり捻れたりする事もある。12週以降なら赤ちゃんの器官が機能している頃だから手術できるよ。手術するのであれば、赤ちゃんが大きくなる前、遅くとも20週までにはする必要がありますね。」
私は今15週目、もう手術できる時期にきている…
「ですが、手術をするにあたって行う処置や薬、麻酔による流産や胎児への影響の可能性は否定できません。どうするかはあなたの判断に任せます。だけど…
先生の自信満々の顔を見て、腹くくって手術する事に決めました。
※私の場合は妊娠中に手術することになりましたが、出産後に手術される方も多いみたいです。
そしてもうひとつ不安なのは長男のこと。
入院期間は10日前後になるそうで、生まれてずっと私以外の人と寝た事のない長男は大丈夫だろうか。
10日間も離れて過ごさなきゃならないなんて。
辛い悪阻と重なり、気分は落ち込んでいくばかりでした。この時期は辛かったです。
だけど、手術を乗り越えればやっと普通の妊婦生活が送れる!と、なんとか前向きに考えるようにしていました。